最近よく戦果記事をあげています、ショートランドの王になりたいチヒロです。
6月の聯合が認められれば2期ショートランドサーバーでの聯合回数単独1位になります。
さて、この記事は、あまり知られていないゴミ3-2の紹介と、それをガチでシミュってみたという食レポみたいな記事+考察となります。
- ゴミ3-2について
- 本海域におけるリスクヘッジ
- KanColle Sortie Simulatorについて
- シミュレーションの設定
- 矢矧の装備
- 旗艦の装備
- 随伴の装備
- 駆逐の主砲
- 絶対評価(参考)
- 結論編成
- 終わりに
ゴミ3-2について
まず、ゴミ3-2についての説明です。3-2周回というと、レベルも装備もガチガチに鍛えてバケツを使って時速30前後以上を目指して高速周回する海域ですが、ゴミ3-2はその名の通り、第一改装段階の低レベルゴミ駆逐で増設も開けずバケツも使わず3-2を周回するものです。3-2を詰めている研究者からはあまりにも舐めすぎている、と言われそうですが、組める中ではベストを尽くすことはお約束です。
というかむしろ、正規の3-2は0.1%を詰めるために途方もない努力をしますが、この編成はちょっとの工夫で1%単位でいろいろ変わってきますので、編成の工夫は必須だと思います。

編成例はこんな感じです。低レベル駆逐艦に缶タービン電探を積んで5隻集めます。一つポイントがあるのですが、この編成は初戦の雷撃を防ぐのではなく、雷撃が飛んでくるのは仕方ないので耐えるという形でやり過ごします。そのため、僅かな被弾もしっかり修理して、無傷の状態で出撃します。正規の3-2であれば高火力高命中で敵の水雷艦の雷撃を阻止するので小破で出撃しても特に問題がないのですが、この編成ではどうやっても無理です。逆に言えばなんでもいいから耐えればいいので、ストッパーを活用します。小破で出撃すると大幅に撤退率が上がってしまうので、必ず修理してから出撃しましょう。
そして、修理している間に、あるいは疲労がたまったら別の高速+の同装備の艦を見つけて交換して出撃します。大量の高速+の控えを作っておき、疲労、被弾でローテーションするわけです。自分はここに牧場を兼ねているので、吹雪満潮がスタメンで、あとは育成枠の初月時雨綾波であったり、優先度の低い牧場である初雪などで回しています。

この回しは戦果中空きがちなドッグを埋める周回ができます。ブルネイをうまく編成ローテーションして自然入渠を活用する方とは相性が悪いですが、ブルネイを3セットプリセット登録してプリセットだけで周回するタイプの提督とは相性最高です。自分は後者のタイプなので、3-2といえばほぼこの編成を用いています。
本海域におけるリスクヘッジ
この編成、初戦でそれなりに大破しますし、使ってる艦も牧場なんかのゴミなんで、轟沈が発生することがないとは言い切れません。自分は轟沈したら困る装備は使わないようにします。あとで結果を載せるのでわかると思いますが、入手手段に限りがある装備を使ったところで劇的に変わるものではないですし、万が一にでもここで轟沈してガチるときに使う3-2用装備を沈めてしまっては、目も当てられません。
他海域はどうか?というところですが、ブルネイはダメコンがあるので見逃し大破進軍でも基本助かりますし、普通に3-2や3-4を周回しているときは速度を求めるときなのである程度集中していると思います。ところがこの海域はドッグ埋めに使うような回し方なので、ブルネイの合間に挟むことを想定しています。ながら周回のノリで轟沈事故起こすことは十分に考えなければなりません。
どこまでの装備を使って、どこまでの装備は使わない、という線引きは個々に委ねられますが、自分の基準としては
使用可能:SG初期、22号改四☆6、C型改二☆Max、D型改二☆6、秋月砲☆Max
使用不可:逆探、SG後期、GFCS、22号改四後期、C型改三、D型改三、初月砲
このような基準で考えています。
KanColle Sortie Simulatorについて
このサイトは試したい編成と敵編成を埋めることで、戦闘シミュレーションをしてくれるサイトです。見られる情報は一部ですが、通常艦隊なら1分で200万戦闘くらいしてくれるので非常にタイパが良いです。
なお、本サイトでのデータは絶対評価として扱うことは危険と考えています。ただ、同じ条件でシミュレーションを行っているため、近い編成間であれば、相対評価を出すことに関しては非常に有効なツールだと考えています。
今回は、このツールを用いていろいろな編成を試してみた結果をレポートのようにまとめていきます。
それでは、本題に入ります。
シミュレーションの設定
今回のシミュレーションのルールは以下とします。
・定数部分と変数部分を明確にし、定数部分は変数を動かすのに大きく支障のない範囲で最善のものとする。
・編成間の比較が目的になるので、渦潮の考慮が必要ない部分に関しては、渦潮を無視して考える。
・使用する編成は吹雪改、満潮改、時雨改、初月改、天津風改、矢矧改二乙として、駆逐艦はLv40、軽巡はLv180キラありとする。軽巡の缶のみ、☆7を使用し、耐久改修済みとする。艦載機熟練度はMax。
・評価の方法は、最重要項目を撤退率として、被弾の目安となるバケツ使用量、修理燃料、修理鋼材を次点で確認する。最後に目安程度にボス勝敗判定も確認する。
・条件は途中までは渦潮なし、バケツ設定は全艦中破でバケツ使用するものとする。また、全艦無傷からの出撃を前提とする(バケツ使用条件に当てはまらなければHPを引き継ぐ、をOFFにする)。この際、矢矧の条件が実際とは異なるが、編成間の相対評価を求めたいだけなので、今回は問題なしとする。
・なお、最後に絶対的な評価の目安を出しておくので、その際には矢矧のHPは引き継ぐ設定として、実際に使用する矢矧のみのバケツ使用率は別で算出するものとする。ただし、埋めるドッグは少ないに越したことはないので、矢矧以外の入渠燃料・鋼材の値も重要ではある。
・結果1行あたりはすべて100万回試行。
矢矧の装備

駆逐艦はすべて22号改四☆6で埋めました。矢矧の1,3,4スロをいじって調査をします。
黄色のセルが最高の成績、オレンジが次点、薄オレンジが中央値以上のものです。
何をするにも、根拠が必要です。3-2で矢矧が強い?夕張ではいけないの?データを持ち出さずに感覚だけで物事を判断していては、最善は叩き出せません。
まず、矢矧の装備で比較をしてみました。水爆の有無で到達率が段違いなので、水爆搭載は確定でよいでしょう。被弾も大幅に減ることがわかると思います。
撤退率だけでの評価はあまり差が出ていないため、消費バケツの部分が強い相関があるとみて、ここも使って評価をします。
水爆に関して言えることとしては、爆装が高い装備をしっかり2スロットに積むことが大切なようです。クリティカル狙いで1,3スロに載せるのが強そうですが、案外そうでもないようです。爆装が高い機体を大きなスロットに積むことが優先されます。そして、ステータスが伸びる瑞雲を一つ入れることも撤退に響くようですね。なお、ステータスの伸びる瑞雲の有無でボスでのB勝利が大きく変わることが確認できます。
予想通りではありましたが、瑞雲改二熟練+晴嵐631☆4のペアが最強でした。誤差の範囲内で収まると思っていたので、ここまで(特にバケツ率に)差が出てくるのはたまげたなぁ…という感じでした。
なお、1スロットに水爆を積まない編成5が異様に成績が良かったことは想像していませんでしたが、以下の編成6,7の再試行を含めてみて、誤差が出るほどではなさそうなので信用して大丈夫そうです。最高の成績を出した編成6と、編成7についてはここまで差が出ると思っていなかったため、プラスで300万回シミュレーションを回しました。
編成6,7の+300万回の試行結果です。ある意味、このシミュの誤差検証の側面もあるでしょう。撤退率は誤差ではほぼ動かず、バケツに関しても編成5,6,7間ではっきりとした差が出ていることを示唆する結果であると言えそうです。
この結果から、矢矧の装備は瑞雲改二熟練+晴嵐631☆4とします。おそらく瑞雲改二☆10があればそちらが最高の成績を出していたでしょう。
※Swordfish Mk.III改(水上機型/熟練)☆3の検証を忘れていましたが、瑞雲改二熟練、晴嵐631☆4いずれと組み合わせても微妙な結果だったことを確認(2025/07/15)。余力があったら表に追加しておきます。
旗艦の装備

いじったのは旗艦の装備だけです。電探の評価を決めるために調査したようなものです。また、随伴には載せられない逆探やSG後期の性能を比較してみるという目的もあります。後ほど発覚するのですが、主砲を載せたほうが戦績が良くなるみたいです。

例に倣って戦績が良いものは再試行しています。撤退率が最もよかったのは色がついている3装備です。撤退率が同じなのに逆探と22号後期のバケツ率が良いのは射程が短だからです。弱い3-2においては確実に敵を倒してくれる矢矧が先に動いたほうが良い、という話があります。もろにその影響を受けたのでしょう。なお、十分に強い3-2では矢矧が後攻で動いたほうが強いので、矢矧の射程を伸ばすことは逆効果になりうることも起こります。
旗艦は逆探☆4>22号後期☆10>22号後期☆4≒SG後期☆3ということになるでしょう。
この結果から、旗艦に電探を載せる場合、逆探☆4を使うことにします。
随伴の装備

まず、随伴の変数部分に電探を載せる前提で考えます。なお、この段階はまだ渦潮を無視しています。

撤退率ではGFCSが、被弾では22号改四後期☆4が強かったですが、リスクヘッジからできる限り随伴では使いたくありません。使用可能なラインのSG初期☆1は到達率に最も優れ、22号改四☆6は被弾に最も優れており、どちらも候補になるという感じでしょうか。
この表はSG初期と22号改四で比較するとSG初期のほうが到達、被弾ともに優れています。推測ではありますが、この程度の射程調整よりは火力1のほうが与える影響が大きいということでしょうか。
また、命中火力ともに同値になる、SG初期☆1と22号改四後期で比較しても面白いです。撤退率はほぼ同じ、被弾はさすがに22号後期のほうが軽いようです。
GFCSがかなり良い値を出していますが、火力もですが、装甲1がついてる影響もあるのでしょうか。
結論、何が一番良いかは難しい、ということになってしまうのですが、ここは一旦22号改四☆6を標準装備のままとすることにしました。SG初期の改修済みのものがあれば強いでしょう。
ここまでの比較を見て、命中よりも火力の影響のほうが大きいような気がして、もしや?と思ったのですが、まさかでした。3隻に対して、C型改二☆Maxを載せたら圧倒的にその方が到達が良かったです。GFCSで火力2命中9装甲1ですが、C型改二☆Maxは火力7.1命中4.1装甲1です。射程短への影響も一部あるのでしょうが、火力5と命中5のトレードオフは圧倒的に前者に偏るということでした。しかし、これは到達率の話であり、渦潮の被害が大きくなることを一切考慮してありません。
駆逐の主砲
何隻に主砲を持たせるか、という点を調査しました。この編成は6割の確率で渦潮を通るので、300万回渦潮条件で、200万回渦潮なしの条件で回しました。

ということで変数の部分増えてしまったんですけど、逆に電探1必須、主砲1以上、というのも条件になっているのでそこまで大変ではありませんでした。

後になって思ったんですけど、もうちょっと条件わかりやすくすればよかったですね(電探4隻で吹雪のみに主砲/初月のみに主砲のように)。
ただ、単一での比較ならできますので、比較したい場所があれば探してみてください。※今後追記予定です。(1回回すのに500万シミュかけるのでかなり手間はかかります)
撤退を最大限減らすには電探艦は電探艦1隻にして初月にFUMOだけ持たせればよいことになります。初月砲を使っている編成の成績が良くないのはFUMO☆Maxが破格だからだと思われます。また、吹雪についても逆探が強いものの、A型改四☆Maxも大きな補正値、ボーナスがつくことによる強力な装備であることから、主砲を載せ得であると言えそうです。
被弾に関しては渦潮の被害の分、わずかとはいえ有意に電探艦1隻だと増えていることがわかります。また、直接的に燃料消費も大きくなってしまいます。状況次第ですが、電探艦2隻のものも視野に入ると思います。
総合的な被弾についてですが、渦潮を存在ごと無視したGFCS編成がバケツ/到達が0.705ですから、電探艦1隻、あるいは2隻の編成でも確実に電探5隻の編成に勝っていることがわかります。
このことから、ゴミ3-2編成のサンプル編成における最適解は、次の2編成が有効なのではないかと推測できます。電探艦の数の条件を変えて、その中での最適解でシミュをかけてみることとします。


左が電探1隻編成、右が電探2隻編成。なお、次の章ではこの2編成に加えて、時雨、天津風の主砲を電探に変えたもの、さらに吹雪の主砲も電探に変えた場合の5種類で検証してより精度の高い比較を行います。
絶対評価(参考)
それでは、先ほどの編成をシミュにかけてみます。


電探1隻編成。レイアウトなんか違うんですけど、左が渦潮(6割)、右が渦潮なし(4割)の結果です。入渠燃料鋼材は別でまわしなおして算出しました。
これをもとに集計します。

矢矧が被弾したまま出撃する分、わずかに撤退率が上がります。編成間の比較では概ね先ほどと変わりません。
簡単に言うと電探を主砲に載せ替えるとボス到達率が0.2%ほどあがり、そのぶん渦潮での被害増をメインに燃料消費が上がるといった形です。電探5→4では渦潮での燃料消費が変わらないのか、消費も下がっています。それ以降は燃料と撤退率のトレードオフで、電探艦を減らすごとにその割合が悪くなるということになります。電探艦2隻→1隻の変化は割に合わないのでは?ということでやはり電探2隻が丸いのではないでしょうか。

結論編成
ということで、ここまで詰めた結果自分の出した結論がこちらです。

戦果速度ですが、自分が以前使っていた電探5の編成でドロカなしで時速25前後出ていました。CCブルネイよりも少し早い程度でした。しかし今回編成を見直した結果、明らかに戦闘が早くなっていることを実感しています。体感に過ぎないですが、時速26前後なのではないでしょうか。
こちらは今後測定していけたらと思います。
なお、冒頭で小さい損傷も修理するということを伝えたのですが、この結論編成は撤退率を5%台に押さえ込んでいるのに、小破出撃(=中破でバケツ)を許容すると撤退率がほぼ倍の10%程度になってしまいます。入渠時間も短いパターンが多いですし、この編成を使う際は小さな被弾も修理しておくことで間違いなさそうです。
終わりに
ブルネイについては普段から考察していたのですが、それ以外の編成についてはあまり向き合ってきませんでした。体感で大体うまくいってしまうのであまり詰めようと思ってきませんでした。
ところが今回、本気で向き合ってみた結果、思いもしない発見や想像もしていなかった結論編成が出ました。編成を本気で考えること、思う以上に収穫あると思います。
なお、サンプル編成から秋月型、天津風不採用などによって多少戦績は悪くなるでしょうが、大枠のコンセプトは近い形になると思います。今後は未改装駆逐艦を組み込めないかなど、考えていけたらと思います。