こんにちは。ショートランド泊地で提督していますチヒロというものです。
おそらくみなさんがこの記事を読んでいるときには既に提督でなくなっていると思います。
2021年と2022年に艦これを頑張っていたのですが、その時の趣味は条約違反で聯合枠から一人引き摺り下ろすことでした。最大でもボーダー+1000の位置しか取れないのでリスキーな遊びではありました。
無駄話はこの辺にして、さっそく編成の紹介をしていこうと思います。
一応言っておくと3-4警戒って瑞雲使う変な編成が出回ってるけど、あれマジで沼なので。それとは一切関係ないです。全然こっちの方が戦績いいです。
編成例
ざっと編成の解説です。細かい艦の選定などについては後に述べます。
・航巡1軽巡2駆逐3
この編成のコンセプトは道中、ボスともに警戒陣を選択し、回避の高い駆逐艦にタゲを集中させ、被ダメを抑えてボスでB~勝利することです。巡洋艦はダメージソースが雷撃に限られることから、これを最大限活かす構成とします。
航巡は先制雷撃を撃てる最上で固定。旗艦推奨。水戦一つ積んでボス拮抗を取ってください。制空値は38/42です。無改修の強風改で38は満たせます。残りのスロットは魚雷2甲標的。
軽巡は矢矧夕張阿武隈球磨由良から2隻選択。先制雷撃が強くなる積み方してください。まれに夜戦あるので魚雷CIにしましょう。
駆逐は道案内がお仕事なので正直誰でも良いですが、火力に優れてる子を選ぶと良いです。また、対空CI艦はいた方が良いですが、必須ではありません。警戒陣を使用するので基本砲撃命中は足りるのですが、渦潮を経由するので電探装備を推奨。
※編成画像では秋月使ってるけど後の検討で非推奨ということになりました。
敵編成
まずルートですが、所謂3-4下、3-4水雷と言われている編成と同じルートを通ります。
道中1戦:渦潮→水雷マス→ボス
敵編成ですが、初戦はこんな感じ。
チ級が3隻出るのですが、全部赤のアタリ編成から全部黄色のハズレ編成まで4パターン存在し、陣形は単縦陣か複縦陣です。このマスも基本は警戒陣で抜けます。
続いてボス戦の敵編成です。
ヲ級flagshipを旗艦とし、大型艦3~4隻からなる編成です。ヲ級が2枚の編成はル級が1~2枚しかいないのでそれほど強くはありません。その代わり下の雑魚が少し強めといった感じ。ヲ級が1枚の編成はル級が確定で3枚いて厄介です。
戦闘の流れとしては開幕雷撃で平均2隻くらい無力化して、駆逐艦の砲撃で1~2隻倒して、閉幕雷撃で1~2隻倒す、というパターンが多い気がします。昼戦C敗北が体感数%あるので専ブラない環境でしたら戦闘はちゃんと見ておきましょう。
閉幕雷撃。たまたま用意した画像がバケツ消費なしだったけど大体1周1.2くらい消費します。
細かい各艦の解説
航巡
雷撃がダメージソースであるという以上、最上一択です。また、矢矧の2スロットに強風改二☆10を積んでもヲ級2枚の編成に拮抗が取れないため、水戦装備は最上で固定です。なお、軽巡3駆逐3でも同じルートを通りますが、最上の採用理由は1スロットで制空拮抗取れるところにあります。
戦闘のB勝利/C敗北の判定は、「戦闘で被弾したHP合計」/「味方艦隊の戦闘開始時のHP合計」を用いて行われ、この値が小さいほど有利になります。HPの高い最上を旗艦にして守ることで、被弾割合を軽減し、勝敗判定を有利にすることができるため、最上は旗艦にすることを推奨しています。
制空についてですが、制空値38でヲ級2枚の編成に拮抗が、制空値42あればヲ級1隻の編成に対して優勢が取れます。42は強風改☆7あるいは強風改二☆2で満たせるため無理なく組めると思います。
ヲ級1隻編成に対して拮抗でなく優勢を取った場合、航空戦において触接を受けるため、航空戦での被ダメージが微増しますが、棒立ち率が有意に上がるため優勢を取ってしまって問題ありません。
当然の話ですが、昼戦でB勝利を取ることができなかった場合、夜戦に入りますので、魚雷CIが出せる構成にしておく必要があります。増設にはダメコンを積まない場合、改修機銃か熟練見張り員を積みましょう。(水雷戦隊熟練見張り員は雷装が上がるが航巡ではCI率に補正がありません。数に限りがあるので矢矧等に装備させた方が良いでしょう。)
軽巡
こちらも雷撃が打てる軽巡から選ぶことになります。
基本は矢矧+夕張で良いでしょう。
矢矧であれば魚雷3+甲標的、夕張は魚雷2+甲標的+改修機銃2です。
ボスのル級、ヲ級および道中の黄色いチ級など、雷装の値がそのまま残耐久に繋がる敵が多くいる海域なので雷装は最大限高くしておきたいです。
単縦陣であれば魚雷を複数積めば3-4の敵に対して命中キャップに到達するものの、警戒陣上3隻は雷撃命中が大きく下がるため、この編成では命中が足りません。そのため夕張の4スロ目、5スロ目には雷撃命中に大きな補正のある改修機銃、あるいは高命中の電探を装備したいです。基本は雷装重視で改修機銃ですが、渦潮の被害軽減になるため、艦隊全体での電探数が少ない場合は電探も候補になります。
次点で阿武隈が候補になってきますが、矢矧に比べて燃費が軽いものの雷装が大きく劣り、夕張に対しては命中が大きく劣ります。可能であれば矢矧夕張で組みたいですが、3-2などに比べて阿武隈等を使うことによる妥協幅は小さいため、単艦教の方であれば十分採用候補になるでしょう。
駆逐艦
最大のお仕事は道案内です。電探を積むことで渦潮の被害軽減に貢献しましょう。
道中で1回、ボスで2回砲撃の機会が回ってきます。巡洋艦の砲撃はアテにならないため、砲撃戦の主役は駆逐艦です。ですので、可能な限り火力のある子を採用したいです。
ただ、戦果は3-4警戒だけで回すものではなく、3-2などと併用して回すことが前提になります。駆逐の砲撃だけで決まる3-2に対して、こちらの回し方は巡洋艦の雷撃が最大のダメージソースですので、まず3-2を組んだうえで残った駆逐艦で組むことを推奨します。残った駆逐艦の中で火力が高い子を選べばよいのです。詳しいことは後述しますが秋月型の採用も視野に入れてよいでしょう。→秋月型の採用は基本ナシで。素直に火力高い駆逐艦使った方が良いです。艦隊に対空CI艦がいない場合のみ、検討の余地あり。
基本的に射程が中である方が、先に動いて有効打を与えられるため有利ですが、あまり射程にこだわりすぎる必要はなさそうです。残っている装備と相談して組めばよさそうです。
警戒陣を使用するため基本的に砲撃命中は足りています。そのため艦によっては主砲3積みが視野に入ってきそうです。が、電探艦を減らすことにつながってしまいますので、ご利用は計画的に。
艦の配置について
警戒水雷3-4において巡洋艦を砲撃の火力ソースとして下に配置する編成がありますが、これはここで紹介する編成のコンセプトと全く異なるものとなるため、割愛します。知人で試した方がいますが、通常の3-4下縦と変わらないバケツ消費量となったためそもそも考えなくてよさそうです。
旗艦→航巡の説明で詳述しましたが、基本は最上です。最上が小破して矢矧のHPがMAXに近い状態であれば先述の理論を適用すると矢矧を旗艦にした方が良いということになります。編成操作の手間が問題なければHP最大の巡洋艦を旗艦にすると良いですが、わざわざそこまでする必要はなさそうです。
3番艦→矢矧です。警戒陣は軽巡に対しては2番艦よりも3番艦の方が強い雷撃回避効果があります。3番艦に夕張でなく矢矧を配置することで、勝敗判定を有利にし、入渠資材を抑えることができます。回避の低い枠を装甲の高い矢矧で受ける、という考え方もできますが、雷撃が飛んでくるシチュエーションはだいたい黄色のチ級なので、矢矧なら耐えるけど夕張なら耐えない、というパターンはあまりないです。たまにT不利とか引いて雑魚から雷撃もらうこともありますが、カスダメかオーバーキルの2択でどちらも割合ダメージなので矢矧の方が受けるダメージが大きくなります。
2番艦→消去法で夕張。
6番艦→もっとも火力の高い駆逐艦、また、耐久がとびぬけて高い駆逐艦がいる場合その駆逐艦でも。6番艦に最大の回避が与えられます。高火力を損傷させない方が有利なのでここには高火力を置きます。勝敗判定の理論から、HPの高い駆逐艦を置いても良いでしょう。ボス2巡目での行動の際に基本的にこちらが連続で行動する(orT不利で受けるとして敵駆逐の砲撃だし)ので火力の高い駆逐艦を行動の早い4番艦に配置する理由はありません。
5番艦→6番艦の配置と同様の理由で次点で火力の高い駆逐艦を配置します。
4番艦→4~6の中で最も回避効果が小さく、壊されやすいです。秋月型採用の際には砲撃も弱いし閉幕雷撃も弱いので4番で良いと思います。勝敗判定や修理費的には耐久高くて削られるのが悔しいですが。
対空CIについて
サンプル編成において、対空CIなし→汎用CIを1隻採用とした際、ヲ級1隻編成に対して棒立ち率が約10%→約20%、ヲ級2隻編成に対しては約4%→約20%というシミュレーションが出ています。
対空CIの発動で約1.5秒のロスがあるのですが、ヲ級の砲撃は約4秒でこれが2回あります。旗艦であり先制雷撃で狙いにくいこともあり、ある程度厳密に計算した結果対空CIの採用によって発動時、砲撃カットにより2.9~3.0秒の時間が浮くことがわかりました。これは対空CI発動で失う1.5秒よりも大きな時短効果があるため、この時点で採用するだけ得であることがわかります。
さらに、警戒陣では空襲に対してタゲの偏りはあるのに回避補正はありません。もろい駆逐艦が航空攻撃を回避も得られずにまとめて受けることになり、地味に痛いので開幕航空のダメージ軽減も無視できません。
秋月型を採用しても、汎用CIに対して極めて大きな効果を得られるわけではないですが、それでも棒立ち率は汎用CIよりも高いです。秋月自体が低火力なので使用非推奨ですが、重複判定があるため対空CI艦1枠で発動率を最大限高めることができるという利点はあります。
道中単縦陣について
余談的な話ですが、専ブラを使えば戦闘前に敵編成を知ることができ、筆者は全部赤の編成を引いた時だけ時短のために単縦陣を選択しています。砲撃戦でほぼ終わります。黄色が一枚でもいるときは警戒で抜けることをお勧めします。黄色いチ級は反航戦以下を引いたときに水雷艦の砲撃火力では雷撃阻止することが難しく、T不利だろうが味方艦をワンパンしうる雷撃火力を有しているため危険です。
ちなみに専ブラを使わなくても陣形選択画面で艦隊がいる場所をクリックすることで敵編成を見ることができます。ですがそれをやると時間がかかりすぎて逆効果なので専ブラを使用しないのであれば警戒陣の方が早いです。
戦果速度、資源消費ついて
集計中なので正確な値は出ていません。
筆者は24年3月の記録の際にこの編成を回しており、その編成でのデータだと
戦果:1周2.37くらい(ボスA率が高いです)
バケツ消費:1周1.2~1.3くらい
時速:38前後。大体1周3分45秒くらいです。ダメコン前提です。ダメコン使わないと多分35くらいです。
燃料弾薬:戦果当たりの消費でいうと、燃料はほぼ3-2と同じ、弾薬は3-2よりも少し軽め。
ダメコン:40周で1個くらい徴収されました。13周に1回くらい大破進軍していたと思います。
なんでこんなに早いの?
警戒陣を使う周回は遅いイメージあると思います。ただ、この編成そこまで遅いわけではありません。通常の3-4下縦との比較です。
いずれも航空戦が発生する点は共通で、警戒編成の方がバケツが軽いことから中破カットイン分は警戒編成が早いです。
道中編
味方の手数:縦でもだいたい雷撃戦にもつれ込むので連撃を含む砲撃6手+閉幕雷撃。警戒は開幕雷撃+砲撃6手+閉幕雷撃。若干警戒編成の方が遅いです。
敵の手数:縦は純粋に行動前に沈んだ数の分得する感じで、敵に平均4回くらい動かれる。対して警戒編成は期待値2隻開幕で沈め、駆逐の砲撃で1隻くらい行動前の敵艦沈められるので期待値3手くらい。警戒編成の方が早い。
以上より道中戦闘の速度はほぼ同じ。
ボス編
味方の手数:警戒は確実に開幕雷撃+12手+閉幕雷撃。縦はたまに2巡目で終わることもあるが、連撃を含んでいることからわずかに早い程度にとどまる。
敵の手数:警戒は開幕雷撃で2隻くらい沈めて1巡目の砲撃で1隻くらい沈めるので期待値7手。縦は1巡目で敵に期待値4回くらい動かれて、2巡目は3回くらい動かれるのでこちらも期待値7手くらい。
ボスの昼の戦闘時間もそこまで大きく変わらない。若干縦の方が早い。
夜戦移行編
ここまではほぼ誤差でしたが、夜戦に入るとそれだけで30秒近いロスになります。昼C敗北率が10%あればそれで1周あたり3秒のロス、というようにとらえることができるわけです。ただこの編成は警戒陣ながら、中途半端な航空攻撃とは違い、高い雷装から決定打を打ち込める編成であるため昼C率が5%程度です。ここまでくると誤差範囲といえるでしょう。縦は縦で2%くらい昼C敗北がありますので、縦に対して1周あたり1秒くらい遅延することになります。
まとめると、警戒編成は雷撃である程度敵の手数を減らせるのでグダっているようで意外と遅くはない、ということ。
速度に差がつく主な要因は勝敗判定の内訳であり、縦はほぼAは確定、Sもよくある、というなか警戒はほとんどがAでBすらある、という感じで1周あたりの戦果値が低いため、そこで差が付く感じ。
捨て艦採用について
この編成、大体巡洋艦の雷撃で決着がつくので駆逐枠は捨て艦を採用しても成立します。筆者は21年、22年の継続聯合の際にイベント中のこの編成にお世話になりました。捨て3-4水雷警戒,捨て3-5警戒、捨て6-5攻略の立案者は筆者です。捨て2-5も自分で考えたんですけど見たことはないけど先駆者いそう。
共通事項
ボスC敗北がそれなりの頻度で発生します。
轟沈が発生すると、勝敗判定が変わります。敵旗艦を撃沈しても無条件勝利とはなりません。
捨て艦のHPは15>13>16。15の艦は2回被弾しても中破で止まってくれることままあるので可能な限り15使いたいです。逆に16艦は最悪で2発もらうと確実に大破、一撃大破もよくあります。
渦潮がきつくなるので夕張に電探を一つ装備させたいです。
バケツの節約効果を狙っています。が、ボスC敗北も含め、勝敗判定が不利になることから戦果当たりの消費でいうとあまり大きくなく、無駄に巡洋艦が被弾するので鋼材の出費は際立って大きくなります。
道中突破率は捨て1を除いて自前使った方が高い。
捨て艦の入れ替えが非常にめんどくさい。特にドロップカットを捨てることから戦果速度が大きく落ちる。逆にドロップカットを停止することから鋼材の出費くらいはひっくり返せる。
捨て艦を自然入渠で回復させてそのまま使う方法が存在する。燃料弾薬はケッコン艦を使うより持っていかれるが、ドロップカットをしたまま回れるのが強み。あまり沈まないので綾波牧場とかできる。高速戦果周回中はドッグが空きがちなのでその場合は有効活用できる。
捨て1編成
4番艦を捨て艦にした編成。捨て採用ではこれか捨て2編成が安定してそう。この編成は全体のバケツ消費を抑えられ、敗北もほぼ発生しません。
わずかに巡洋艦の被弾率が上がりますが、ほぼ誤差の範囲内です。
入れ替え作業も簡易でほとんどデメリットなく、バケツ消費を抑えられることが強みです。
捨て2編成
4番艦、5番艦に捨て艦を配置します。21年、22年の筆者は主にこれを使用していました。ある程度しっかり回そうとすると大量の耐久15駆逐が必要になるため、母港運用のスキルが必要になってきます。敗北が現実的な可能性で発生し、巡洋艦の目立った被弾など、デメリットも出てきます。入れ替えの手間も大きいですが、もっとも資源消費を抑えられます。運用がしっかりできているならば、この編成を使用するとドロップカットなしで時速30は出せます。
捨て3編成
駆逐全部捨て艦。お試しである程度回数回したけど、敗北がかなり目立つ上に巡洋艦の被弾が際立って多い印象。全部自前よりはバケツ消費少ない印象だけど、捨て2に対するメリットが一切なくて何がしたいかよくわからない編成。まぁ自前装備用意するのがめんどくさいときにって感じ。
決まると脳汁こぼれ出るので北方任務5回切り運試しとかに使うのかな?
こんな感じで水雷警戒3-4の紹介を終わろうと思います。組める編成数等にもよりますが、同じ速度出すなら3-2+3-4縦よりも3-4警戒の方が軽そうです。