駆逐艦のキラ付け方法:7-1海防ボス固定の解説記事

 

みなさんごきげんよう。ショートランド泊地で提督をしていますチヒロです。

さてみなさん、駆逐艦のキラ付けはどの海域で行っていますか?ランキングに手を染めている方の多くは1-5、あるいは7-4、人によっては7-1と答えるのではないでしょうか。

今回の記事では某杯で有名になった?7-1の海防ボス固定を利用した駆逐艦のキラ付けについて、解説記事がないので先駆けて解説していこうと思います。昔は編成突き詰める理論派的なことやっていたのですが、今はそこまでのモチベがないので感覚と経験則で記事を書いていきます。何卒ご容赦くださいませ。

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7-1海防キラ付けとは

簡単に言うと、通常の7-1の速度を出しつつ、1-5に毛が生えた程度の消費で駆逐艦にキラ付けを行える編成です。代償が大きいとかいうわけでもなく、控えめに言ってバケモノです。

現在のところ時速20の戦果速度を出しつつ、1周で駆逐艦のキラ付けを終えられる海域は存在しません。7-1の旗艦を変えて行うタイプのキラ付けは最低でも母港操作の時間がかかり、場合によっては随伴のキラを剝がして行うのでさらに効率が悪くなることがあります。

また、消費を極限まで抑えようとした、7-1警戒捨て4キラ付けもありますが、こちらはボス敗北が普通に起こる上、旗艦が被弾するので1-5でキラ付けしたほうがマシです。

ところがこの編成、7-1よりも早く、7-1よりも軽くを両立したキラ付けになっています。

しかしなぜ通常の戦果周回にならないかについては、記事を読んでいただけるとわかるのですが、この編成は入渠ドッグを潰しダメコンの消費を許容して、母港操作を行うことを前提とした周回方法なので、キラ付けを行わないと割に合わないという部分が大きいです。逆に言えば母港操作が周回の一連であり、それ込みで時速20が出るのでキラ付けとの相性が最高です。

 

7-1のルートについて

戦果稼ぎの海域として有名な7-1ですが、一般的な編成は軽巡1駆逐4の編成ですよね。実はこの他にも実用的な編成があります。

 

軽巡1駆逐4

最も一般的な7-1の編成、というか7-1と言ったらこの編成、みたいなところがあり、100%ボスに向かいます。戦果速度はドロップカットなし、経験値カットなしで20出れば良い回し方と言われています。

 

・(巡洋艦駆逐艦)4

所謂「4隻ブルネイ」「4ブル」と呼ばれる編成です。一般に先制対潜できる雷巡や軽巡を4隻編成して最初の分岐を右に進み、ボス前は約75%のランダムです。ここで拾った三隈を旗艦に添えて先制対潜3枚で回るみたいなヤンキープレイも存在します。

戦果速度は15~18前後です。逸れがあるものの、戦闘が早く終わったり、燃料マスをカットしたりできるので意外と遅くないです。

 

駆逐1海防3

こちらが今回解説する編成。ルートは4隻ブルネイと同じですが、こちらは逸れがありません。この編成が流行っていないのはこんな編成でブルネイをを回ろうとすると水雷マスで大破祭りになるからです。ところが最近追加された煙幕システムによって水雷マスを切り抜けることで、損傷を抑えてボスに向かおうという作戦です。

 

海防艦編成

まず編成から。

駆逐艦1隻(=キラ付け対象)と随伴海防艦3隻の編成です。

基本になるのは駆逐艦対潜装備3点セットに、増設があれば水雷見張りで射程を伸ばします。射程を伸ばすのは初戦、3戦目の4隻編成相手にうち漏らしが発生したとき、3戦目以降で損傷した海防艦の攻撃で敵潜水を落としきれなかった際に海防艦より先攻することでMVPを取りやすくします。増設電探よりは見張りでよいでしょう。多分この構成の装備はプリセット登録してある人が多いと思うので、そちらの流用で構いません。あとどうせ当たらないので砲撃火力は低くても良いです。

 

海防艦ソナー+爆雷+煙幕です。増設があればダメコンを積みますが、消費が気になったりするのであれば増設海防艦自体不要でしょう。*1画像では雷撃回避に期待してソナーは三式☆10を使っていますが、載せっぱなしにしておきやすいものを選んでください。うちでは三式☆10が腐るほどあるのでこちらを使用。爆雷系はこちらも載せっぱなしにしておきやすい、その中では強いものを選ぶと良いでしょう。この編成、通常の水雷編成と違い、先制対潜が4枚なので、水雷マスで大破艦が出たときに対潜火力が低いとダメコン消費に直結します。できるだけ強いものを使いましょう。

 

敵編成

4隻で出撃するだけに、通常ブルネイで問題になっている初戦の5隻編成エリソマスが緩和されており、エリヨが旗艦の3隻か多くても4隻の接待編成が待ち受けています。

初戦は一番強くてこの編成。半分くらい3隻編成で来てくれる。

 

2戦目以降はいつも通りです。普段は問題なくても、3戦目、4戦目の敵がこちらの先制対潜に対してギリギリですので、対潜が弱いと被弾けんすけのお菓子代徴収に直結します。

水雷マスC敗北の絵。普通BかDなので珍しい。

中破出撃からの奇麗にB勝利を搔っ攫った絵。こんなきれいにならなくても判定でBはよく取れる。

3戦目以降は中破進軍が前提なのである程度対潜装備を強くしておく必要がある。


回し方

筆者の回し方をかきます。こちらを参考に、アレンジしても良いかもしれません。

事前準備編

駆逐艦の装備はプリセットに登録

こちらは1-5キラ付けを採用されている方は既に登録済みだと思われるので、そちらを流用してください。

鎮守府では増設見張りを一括で外す目的でドラム缶1つのみのプリセットを用意してあります。こちらはお好みで採用になるかと思います。

海防艦の準備

海防艦は必要な数だけ、ソナー+爆雷+煙幕(+増設ダメコンで装備します。筆者は編成登録もしてあります。ゴミ山の中から区別のつかないゴミを探し当てることに時間を取られるのは相当なストレスなので、7-1専用の海防艦を事前に3隻決めておいて、他は一切使わない、というように決めています。

ちなみに編成登録ですが、3隻で登録するのではなく、旗艦に絶対に遠征に出ない最上とか速吸を添えて4隻で登録しておくと旗艦を変えるだけなので楽です。

準備はこれで完了です。

 

回し方編

①プリセットを展開→旗艦をキラ付けしたい駆逐艦に変更

駆逐艦の装備を展開

③7-1に出撃、水雷マスで煙幕発動。陣形は対潜マスは横水雷マスは今のところでやってますが何が良いかわからない*2

④1周目を終え、大破艦がいる場合→海防艦を全部自然入渠させて次のサイクルで①へ。

メコン編成は大破進軍上等なので中破2隻くらい迄なら中破出撃を許容します。2周目へ。

⑤ここで母港操作。帰投した駆逐艦の対潜装備を外し、次の駆逐艦に対潜装備を展開します。

3周目は行えません水雷マスで2周ともB勝利を取れても海防艦condが32以下となるためです。*3

海防艦を全部自然入渠させ、次のサイクルで①へ。

 

他海域との差別化

見出しは差別化って名前だけど別にわざわざ差別化しなくても強いです。

・1-5との比較

メリット

 ・圧倒的な戦果速度(1-5だと母港操作等込みで12~14なのに対してこちらは20~21)

デメリット

 ・未改装海防艦への経験値が入らない

 ・僅かながらダメコン消費の可能性がある

 ・若干消費が重い

 ・連続でのキラ付けが2回までしかできない

 ・編成の敷居が高い(増設海防艦

 

・7-4との比較

こちらはドロップ目当てであったり、い号消化などがありキラ付け海域として同列にした評価が困難なので省略します。

 

・通常編成7-1との比較

メリット

 ・こちらの方が速度で勝る(通常7-1は母港操作込みだと時速19まで落ちます)

 ・消費が軽い(消費に関して詳細は後述。当該周回でバケツを使わずとも、7-1はダメージ蓄積によるバケツ使用があるのでその点もこちらが優位)

 ・安定して1周でcond80以上にしやすい

 ・専ブラ使用できない環境/縛りでも問題ない

デメリット

 ・編成の敷居が高い(増設海防艦

 ・連続でのキラ付けが2回までしかできない(ただし通常7-1で連続キラ付けを行うと随伴キラがはがれるので注意)

 

キラ付けの戦果速度の重要性

キラ付けで戦果稼ぎを兼ねるというのはよくある話ですが、キラ付けの戦果速度の重要性はあまり知られていないようです。

というのはどういうことかというと、戦果速度が高くなるほど、同じように速度を上げようとしたときの負担が重くなるからです。

例えば、ある月の中で1-5中心にキラ付けを行い、月末にボーダーに追われて、8時間3-4を回したとします。単純のため、ここではキラ付け周回に10時間かけたとします。

考え方としては、月末の追い上げの3-4は7-1を置き換えたもの、と捉えることが自然です。5時間3-4に置き換えたことで戦果を80((30-20)×8)得たことになります。

ここで、キラ付けの中心が7-1海防編成であれば、同じようにキラをつけたとしてもその10時間で戦果を80((20-12)×10)得たことになります。

つまり、キラ付け海域を多少消費を重くして1-5→7-1海防としたことは、月末の8時間の7-1周回を3-4に置き換えたことと同義になります。

こうしてみると、小さな差に見えて、後々の3-4や3-2の周回数を抑えることになるため、通しで見るとかなり大きな差になるわけです。

 

実際に回してみて

まだあまり回数こなしていないですが、問題なく操作できるようになると戦果速度20~21*4と、ブルネイ以上の速度を出すことは容易でした。

ただ気になるのは水雷マス敗北ですかね。弊鎮守府では敗北数はあまり気にしない方針なので問題なく回せますが、気にされる方だとかなり抵抗のある編成かと思います。

また、水雷マスでの煙幕忘れガバを発動すると大破複数出る悲惨なことになります。

 

メコン徴収は今のところありません。100周で1回くらいありそうな感覚。ブルネイにしては多いですね。3-4高速+よりも多そうです。

肝心のキラ付けに関して、帰投時のcondで言うと、

80以上(遠征11回以上):70%前後

78以上:上記と合わせ85%前後

という結果になりました。キラ付けの機関としてはしっかり機能すると言えるのではないでしょうか。

また、消費に関して、すべて諸々込みで1周あたり

燃料:25前後

弾薬:20前後

バケツ:0*5

鋼材:6

ドッグ:計50分程度の占有

という結果になりました。軽いですね。

通常のブルネイと違って燃料が拾えないのですが、燃料を拾っても40とかの消費なので差し引きで25で同じになるようです。

詳細のデータは件数が集まったら公開予定です。

*1:実際に大破進軍をしたのは5%ほどです。

*2:複縦や梯形だとこちらの砲撃命中が上がり、回避率もあがるので、B勝率は高くなりそうですが、海防艦のmvp率が上がります。さらにこちらの雷撃が当たりにくくなるのでキラ付け効率は下がりますね。

*3:この状態で出撃して水雷マスでD敗北するとボスで赤疲労で戦うことになるので絶対に辞めましょう。

*4:ここで言う戦果速度というのは前の周回の補給から、当該周の補給までの時間から算出しており、ここには補給はもちろん、母港操作、入渠操作の時間も含まれています。

*5:バケツ消費=駆逐艦の中破回数として、件数が増えると0.02くらいに落ち着く気がします。